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月経前症候群のためにピルを使う上での注意点は?

2020年03月01日

月経前症候群は生理の1~2週間前から起こるさまざまな症状のことを指します。具体的には、腹痛や腰痛、頭痛、むくみ、便秘といった身体的な症状と不安やイライラといった精神的な症状が報告されています。月経前症候群の治療として、ピルを使うという方法もあります。その場合の注意点について確認しておきましょう。

ピルの重篤な副作用として、血栓症が挙げられます。これは血管の中に血液の塊である血栓ができてしまう病気のことであり、血栓ができると血液の流れが悪くなってしまいます。静脈系の血管に生じた場合は静脈血栓症と呼んでおり、特に足に発生しやすいということです。ピルには血液を凝固させる働きがあるため、血栓症のリスクがあると知っておきましょう。特に服用を開始して3ヶ月までは血栓症のリスクが高いとされているので注意が必要です。

血栓症の症状としては、突然の足の痛みや腫れ、息切れ、激しい腹痛、激しい頭痛、舌のもつれ、視野が狭くなるといったものが挙げられます。月経前症候群の治療でピルを使っている場合、このような症状が出たら早めに病院を受診しましょう。

ピルを服用している間は喫煙にも注意が必要です。服用中に喫煙した場合、静脈血栓症だけでなく、肺塞栓症や心筋梗塞、脳卒中などのリスクが高まると言われています。特に35歳以上で1日15本以上タバコを吸う人はピルを使用できないということです。安全のことを考えるなら禁煙した方が良いでしょう。

また、あまり運動しないという人や水分の摂取が不足している人なども血栓症のリスクが高いと言われています。電車や自動車、飛行機などで長時間移動する場合、適度に休憩して体を動かすようにしましょう。また、運動をする人などはこまめに水分を補給し、入浴前後も水分を摂取することが大切です。

月経前症候群のためにピルを服用した場合、最初のうちは眩暈や吐き気、頭痛、不正出血などの症状が出やすいと言われています。人によってさまざまな症状が出ますが、飲み続けるうちに少しずつ慣れていくということです。ほとんどの症状は1~3ヶ月以内には軽快することが多いため、あまり心配しなくても良いでしょう。しかし、症状が強くなった場合、一時的に服用を中止した方が良いかもしれません。

ピルは月経前症候群の治療に非常に有効な薬ですが、重篤な副作用のリスクもあることを覚えておくことがポイントです。副作用の予防のためにも喫煙者は禁煙し、入浴前後や運動中のこまめな水分補給を心がけましょう。