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ピルからホルモン補充療法に切り替えるタイミング・注意点

2019年12月23日
薬を飲んでいる女性

ピルは生理不順や子宮内膜症、月経前症候群の治療のために使われる薬です。しかし、いつまで飲み続ければ良いのかよく分からないという人もいるでしょう。急に服用をやめた場合、のぼせや火照りといった症状が出てしまうこともあります。

そこで更年期障害へのピルの効果や、ピルからホルモン補充療法に切り替えるタイミングを確認しておきましょう。ピルには卵巣から分泌されるホルモンの量を減らす作用があります。さらに、ホルモンの量を安定させるという効果もあるため、更年期障害の緩和に役立つということです。

更年期障害を治療する場合、ピルを使うかホルモン補充療法にするかで迷ってしまうかもしれません。しかし、まだ卵巣機能が保たれており、ある程度女性ホルモンが分泌されている場合、ピルによる治療から始めると良いでしょう。更年期になるとホルモン分泌量の変化が激しいため、ピルを服用してその変化を安定させるのがおすすめです。

女性特有の更年期障害の症状にピルは有効とされていますが、実は40歳以上の人には処方されないケースも多いです。その理由としては、ピルには女性ホルモンの一種であるエストロゲンが含まれているためです。エストロゲンを摂取することにより血栓症のリスクが高まることが分かっています。年齢を重ねるごとに血栓症のリスクも高まるため、40歳以上の女性には処方しない病院が増えてきたということです。

閉経の平均年齢は50歳前後とされていますが、ピルを飲んでいる人はその間に閉経を迎えることもあります。生理不順や月経前症候群を緩和する目的で飲んでいた場合、閉経すればそのような悩みは全て解決するでしょう。そのため長年ピルを飲んでいる人は50歳前後で一度服用を中止し、閉経しているかどうかを確認する必要があります。閉経していて体調不良などもないという場合、ホルモン補充療法の必要はありません。

ピルからホルモン補充療法に切り替えたいという場合、50歳が一つの目安となります。閉経しても更年期症状が出なければピルの服用をやめるだけで良いですが、のぼせや火照りといった症状が出る場合はホルモン補充療法に切り替えることが多いです。ホルモン補充療法はピルと比べて女性ホルモンの含有量がかなり少ないやめ、血栓症のリスクが少なくて済むというメリットがあります。もちろん個人差もありますし、切り替えのタイミングについては医師としっかり相談して決めましょう。